はじめに・ステップ 5 / 7
クラスの種類と見分け方
Lism のクラスを頭の文字(l--・a--・is--・has--・set--・u--・b--・c--・-)で見分ける表と、それぞれの役割・例をまとめます。
Lism のクラスは、名前の頭の文字を見れば、どんな役割のクラスかが分かるようになっています。このページでは、その見分け方を表にして、種類ごとに例を挙げます。
頭の文字で見分ける#
| 頭の文字 | 呼び名 | 役割 | 例 |
|---|---|---|---|
l-- |
Layout Primitive | 並べ方の土台 | l--stack・l--grid |
a-- |
Atomic Primitive | 並べ方のいちばん小さい部品 | a--divider・a--icon |
is-- |
Trait(役割) | 「〜である」と役割を名のる | is--container・is--wrapper |
has-- |
Trait(機能) | 「〜を持つ」と働きを1つ足す | has--gutter・has--transition |
set-- |
Set Class | HTML 要素の下地を整える・変数をまとめて入れる | set--plain・set--bxsh |
u-- |
Utility Class | 飾りや決まった効果を付ける | u--trim・u--cbox |
b-- |
Block | サイトで何度も使う部品(自分で作る) | b--btn・b--badge |
c-- |
Custom | 自由に作る自分用のクラス | c--pricing・c--siteHeader |
- |
Property Class | CSS のプロパティを1つだけ指定する | -p:20・-fz:l |
頭の文字と名前のあいだは、- を2つ(--)つなげます。名前の部分は、2つめの単語の頭を大文字にしてつなげます(camelCase)。たとえば c--my-component ではなく c--myComponent と書きます。
Property Class だけは形がちがい、- 1つで始まります。
l-- と a--(Primitive)#
ページの並べ方を組み立てるための、小さな積み木です。まとめて Primitive(プリミティブ)と呼びます。
l--(Layout Primitive):縦に並べる・横に並べる・列に分ける、など並べ方の土台a--(Atomic Primitive):区切り線・すきま・アイコンなど、いちばん小さい部品
表示例
<div class="l--stack -g:20">
<div class="-p:20 -bgc:base-2">上の箱</div>
<hr class="a--divider">
<div class="-p:20 -bgc:base-2">下の箱</div>
</div>
1つの要素に l-- を2つ付けたり、a-- を2つ付けたりしてはいけません。l-- と a-- を同じ要素に付けることも、ふつうはしません。
くわしくは Primitive ってなに?(選び方) を見てください。
is-- と has--(Trait Class)#
要素に役割や働きを足すクラスです。まとめて Trait Class(トレイト。性質という意味)と呼びます。
is-- |
has-- |
|
|---|---|---|
| 意味 | 〜である(役割を名のる) | 〜を持つ(働きを足す) |
| CSS 変数 | なくてもよい | かならずある(値を変えられる) |
たとえば is--container は「この箱が幅の基準である」、has--gutter は「左右の余白を持つ」という意味です。
表示例
has--gutter で左右に余白が付いています。
<div class="has--gutter -py:20 -bd">
<p>has--gutter で左右に余白が付いています。</p>
</div>
くわしくは Trait Class ってなに? を見てください。
set--(Set Class)#
HTML の要素に最初から付いている見た目を整えたり、関係する CSS 変数をまとめて入れたりするクラスです。たとえば set--plain は、ボタンなどの要素の見た目をまっさらにします。くわしくは Set Class(set--*) を見てください。
u--(Utility Class)#
役目のはっきりした飾りや効果を付けるクラスです。たとえば u--trim は、文章の上下に出る行の余分なすきまを切り取ります。くわしくは Utility Class(u--*) を見てください。
b-- と c--(自分で作るクラス)#
この2つは、Lism 本体には入っていません。自分で CSS を書いて作るクラスの名前の付け方です。
b--(Block):ボタン・バッジ・カードのように、サイトのあちこちで何度も使う部品。クラスを1つ付ければ基本の見た目が決まるようにしたいものc--(Custom):それ以外の、自分用のクラス。ヘッダーやサイドバーなどの場所の名前にも使えます。CSS を書かずに「これは何の部品か」を示す名札としてだけ使ってもかまいません
b-- と c-- だけは、部品の中の子要素や色ちがいを表す名前を持てます。
| 種類 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 本体 | b--{名前} |
b--btn・b--card |
| ちがう見た目(Modifier) | b--{名前}--{種類} |
b--btn--outline |
| 中の子要素(Element) | b--{名前}_{子の名前} |
b--card_header |
色ちがいは class="b--btn b--btn--outline" のように、本体と一緒に付けます。
-{prop}:{value}(Property Class)#
CSS のプロパティ1つと、その値を1つのクラスにしたものです。いちばんたくさん使います。
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
-{prop}:{value} |
決まった値を入れる | -fz:l・-d:none |
-{prop} |
CSS 変数 --{prop} の値を使う |
-p・-fz |
-{prop}_{bp} |
画面の幅ごとの値 --{prop}_{bp} を使う |
-p_sm・-p_md |
表示例
-p:20 -fz:l -ta:center
<p class="-p:20 -bd -fz:l -ta:center">-p:20 -fz:l -ta:center</p>
{prop} は CSS のプロパティの略です(p は padding、fz は font-size)。略し方は 名前のルール(省略のしかた)、使い方は Property Class の書き方 で説明しています。
強さの順番#
同じ要素に、ちがう種類のクラスが同じプロパティを指定したときは、強いほうが勝ちます。Lism では、種類ごとに強さの順番が決まっています(下ほど強い)。
set--(いちばん弱い)b--is--・has--l--・a--c--u--- Property Class(
-p:20など。いちばん強い)
Property Class がいちばん強いので、ほかのクラスの見た目を、あとから1か所だけ変えたいときに使えます。しくみは CSS のレイヤーと強さの順番 で説明しています。
次に読むページ#
- チートシート(よく使うクラス):よく使うクラスを1つの表で引く
公式ドキュメント
2026年10月5日時点の内容(lism-css 1.0.1・@lism-css/ui 0.40.1)をもとに、やさしい日本語でまとめています。