はじめに・ステップ 2 / 7
HTML と CSS のきほん
HTML の要素・タグ・属性・class と、CSS のセレクタ・プロパティ・値・CSS 変数を、Lism を使う前に知っておきたい分だけ説明します。
Lism CSS は、HTML に書くクラスで見た目を付けます。そのため、HTML と CSS の言葉を少し知っておくと、ほかのページがぐっと読みやすくなります。このページでは、Lism を使うのに必要なところだけを説明します。
HTML:ページに何を載せるか#
HTML は、ページの中身を書くための言葉です。文章や画像を タグ(< と > で囲んだ印)ではさんで、「これは見出し」「これは段落」と伝えます。
<h1>わたしのページ</h1>
<p>こんにちは。これは段落です。</p>
要素とタグ#
<p>を 開始タグ、</p>を 終了タグ と呼びます。- 開始タグから終了タグまでのひとかたまりを 要素 と呼びます。上の例では「
<p>こんにちは。…</p>」が1つの段落の要素です。 - 要素の中に、別の要素を入れることもできます。外側を 親要素、内側を 子要素 と呼びます。
よく使う要素をいくつか挙げます。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
<h1>〜<h6> |
見出し(数字が小さいほど大きな見出し) |
<p> |
段落 |
<a> |
リンク |
<img> |
画像 |
<div> |
意味を持たない箱(まとめるためだけに使う) |
<ul>・<li> |
箇条書きのリストと、その1項目 |
属性と class#
開始タグの中には、属性(要素に付ける追加の情報)を書けます。名前="値" の形です。
<a href="#">リンク</a>
<img src="/img/sample-square.svg" alt="人の形">
href はリンク先、src は画像の場所、alt は画像の説明です。
Lism でいちばん大事なのが class 属性 です。要素に名前の札を付けるもので、空白で区切れば札をいくつでも付けられます。
<div class="l--stack -g:20 -p:30">…</div>
この <div> には l--stack・-g:20・-p:30 の3つのクラスが付いています。Lism では、このクラスを選んで書くことで見た目を決めます。
CSS:どう見せるか#
CSS は、HTML の要素の見た目を決める言葉です。1つのまとまりは、次の形をしています。
.box {
padding: 16px;
background-color: lightgray;
}
| 部分 | 名前 | 意味 |
|---|---|---|
.box |
セレクタ | どの要素に当てるか(. で始まるとクラスの名前) |
padding |
プロパティ | 見た目のどの種類を変えるか |
16px |
値 | どれだけ・どんなふうにするか |
上の例は「box というクラスが付いた要素に、内側の余白 16px と、明るい灰色の背景を付ける」という意味です。
よく出てくるプロパティ#
| プロパティ | 何を決めるか |
|---|---|
padding |
内側の余白(枠と中身のあいだ) |
margin |
外側の余白(となりの要素とのあいだ) |
gap |
並べた子要素どうしのすきま |
color |
文字の色 |
background-color |
背景の色 |
font-size |
文字の大きさ |
border |
枠線 |
display |
表示のしかた(flex・grid で並べ方が変わる) |
padding と margin はまちがえやすいので気をつけてください。枠線の内側のすきまが padding、外側のすきまが margin です。
CSS 変数#
CSS では、値に名前を付けて使い回せます。これを CSS 変数(カスタムプロパティ)と呼びます。名前は -- で始めます。
:root {
--main-color: tomato;
}
.title {
color: var(--main-color);
}
var(--main-color) と書いたところに、--main-color の値が入ります。値を1か所で変えれば、使っているところが全部変わります。CSS 変数は、HTML の style 属性で要素ごとに入れることもできます。
<div style="--main-color: navy">…</div>
Lism のクラスは「プロパティと値」を1つにしたもの#
ここまでの言葉で、Lism のクラスが読めるようになります。Lism の -p:20 は、CSS の「padding に決まった値を入れる」を1つのクラスにしたものです。
| Lism のクラス | CSS で書くと | 意味 |
|---|---|---|
-p:20 |
padding: var(--s20) |
内側の余白を約 16px |
-ta:center |
text-align: center |
文字を真ん中にそろえる |
-d:none |
display: none |
見えなくする |
-fz:l |
font-size: var(--fz--l) |
文字を少し大きく |
-c:text-2 |
color: var(--text-2) |
文字をうすめの色に |
クラス名は -{プロパティの略}:{値} の形です。プロパティの名前は短く略してあります。たとえば p は padding、ta は text-align、fz は font-size の略です。この形のクラスを Lism では Property Class と呼びます。
値の 20 や l は、Lism が用意した決まった段階の値(デザイントークン)の名前です。center や none のように、CSS の値をそのまま使うものもあります。
表示例
-p:20 と -ta:center を付けた段落
<p class="-p:20 -bd -ta:center">-p:20 と -ta:center を付けた段落</p>
略し方のルールは 名前のルール(省略のしかた)、Property Class の全体は Property Class の書き方 で説明しています。
CSS 変数で値を渡すクラス#
Lism には、値を CSS 変数で受け取るクラスもあります。-p だけを書き、style 属性で --p に好きな値を入れます。
表示例
--p に 2em を入れた段落
<p class="-p -bd" style="--p: 2em">--p に 2em を入れた段落</p>
決まった段階の値にないものを使いたいときに便利です。画面の幅で値を切り替えるとき(レスポンシブ)も、この CSS 変数のしくみを使います。
次に読むページ#
- 読み込み方(インストール):Lism CSS を自分のページで使えるようにする
公式ドキュメント
2026年10月5日時点の内容(lism-css 1.0.1・@lism-css/ui 0.40.1)をもとに、やさしい日本語でまとめています。