表示・はみ出し・位置
表示のしかた(-d)、見えなくする(-v・-o)、はみ出し(-ov)、縦横の比(-ar)、位置(-pos・-t・-z など)、そのほか(-whs・-wm など)のクラスの一覧です。
要素をどう表示するか、はみ出した部分をどうするか、どこに置くか、を決める Property Class(- で始まる、CSS の1つの性質を決めるクラス)をまとめたページです。表の「ブレイクポイント」の列に「対応」とあるものは、画面の幅で値を切り替えられます(画面の幅で切り替える(レスポンシブ))。
どんなときに使う?#
- 要素を隠したい、広い画面でだけ見せたいとき(
-d) - 少し薄く見せたいとき(
-o) - 中身が箱からはみ出すのを切りたい、スクロールさせたいとき(
-ov) - 画像や箱の縦と横の比をそろえたいとき(
-ar) - 要素を重ねたり、すみに置いたりしたいとき(
-pos・-t・-lなど)
表示のしかた(-d)#
-d は display(表示のしかた)の略です。
| クラス | 意味 |
|---|---|
-d:none |
表示しない(場所も空けない) |
-d:block |
1行を占める箱にする |
-d:flex |
Flexbox で中身を並べる |
-d:inline-flex |
文の中に入る大きさの Flexbox にする |
-d:grid |
Grid で中身を並べる |
-d:inline-grid |
文の中に入る大きさの Grid にする |
-d:inline |
文の中の文字と同じように並ぶ |
-d:inline-block |
文の中に並びつつ、幅や余白を持てる箱にする |
-d はブレイクポイントに対応しています。次の例は、せまい枠では隠れていて、480px 以上の枠で表示されます。
表示例
<div class="l--stack -g:10">
<div class="-p:20 -bgc:base-2">いつも見える</div>
<div class="-d:none -d_sm -p:20 -bd" style="--d_sm: block">広い画面でだけ見える</div>
</div>
見えなくする・薄くする(-v・-o)#
| クラス | 意味 |
|---|---|
-v:hidden |
見えなくする(visibility。場所は空けたまま) |
-o:0 |
完全に透明にする |
-o:mp |
不透明度 0.9 |
-o:p |
不透明度 0.8 |
-o:pp |
不透明度 0.6 |
-o:ppp |
不透明度 0.4 |
-o は opacity(不透明度。1 が「まったく透けない」)の略です。-d:none と -v:hidden の違いは、場所を空けるかどうかです。
表示例
<div class="l--cluster -g:20">
<div class="l--stack -g:5"><div class="-bgc:brand -p:30 -bdrs:10"></div><span class="-fz:s">そのまま</span></div>
<div class="l--stack -g:5"><div class="-bgc:brand -o:p -p:30 -bdrs:10"></div><span class="-fz:s">-o:p</span></div>
<div class="l--stack -g:5"><div class="-bgc:brand -o:pp -p:30 -bdrs:10"></div><span class="-fz:s">-o:pp</span></div>
<div class="l--stack -g:5"><div class="-bgc:brand -o:ppp -p:30 -bdrs:10"></div><span class="-fz:s">-o:ppp</span></div>
</div>
色の箱ほど薄く見えます。文字を薄くすると読みにくくなるので、ここでは箱で見せています。
はみ出しを決める(-ov・-ovw)#
-ov は overflow(はみ出し)の略です。中身が箱より大きいとき、どうするかを決めます。
| クラス | 意味 |
|---|---|
-ov:hidden |
はみ出した部分を隠す |
-ov:clip |
はみ出した部分を切り取る |
-ov:auto |
はみ出したときだけスクロールできるようにする |
-ov-x:auto・-ov-x:clip・-ov-x:scroll |
横方向(overflow-x)だけを決める |
-ov-y:auto・-ov-y:clip・-ov-y:scroll |
縦方向(overflow-y)だけを決める |
-ovw:anywhere |
長い英単語や URL を、どこでも折り返す(overflow-wrap) |
表示例
<div class="-ov-x:auto -bd -p:10">
<div class="-whs:nowrap">この行はとても長いので、枠に入りきらずに横へスクロールできるようになります。</div>
</div>
縦と横の比(-ar)#
-ar は aspect-ratio(縦と横の比)の略です。ブレイクポイントに対応しています。
| クラス | 比(横 / 縦) |
|---|---|
-ar:21/9 |
21:9 |
-ar:16/9 |
16:9 |
-ar:3/2 |
3:2 |
-ar:1/1 |
1:1(正方形) |
-ar:og |
1.91:1(SNS で共有されるときの画像の比) |
表示例
<div class="l--columns -g:10 -ai:start" style="--cols: 2">
<div class="-ar:1/1 -bgc:base-2 -bd -p:10">1/1</div>
<div class="-ar:16/9 -bgc:base-2 -bd -p:10">16/9</div>
</div>
2つの箱は同じ幅です。-ar:1/1 は正方形に、-ar:16/9 は横長になります(-ai:start は、箱の高さを隣にそろえて伸ばさないための指定です)。
位置を決める(-pos・-t・-l・-r・-b・-i・-z)#
-pos は position(位置の決め方)の略です。-pos:relative の箱の中で、子に -pos:absolute を付けると、子を箱の中の好きな位置に置けます。
| Shorthand | 対応する CSS | 用意されているクラスの値 | ブレイクポイント |
|---|---|---|---|
pos |
position |
relative・absolute・static・fixed・sticky |
対応 |
t |
top(上からの距離) |
0・50%・100% |
なし |
l |
left(左からの距離) |
0・50%・100% |
なし |
r |
right(右からの距離) |
0・50%・100% |
なし |
b |
bottom(下からの距離) |
0・50%・100% |
なし |
z |
z-index(重なる順番) |
-1・0・1・99 |
なし |
i |
inset(上下左右をまとめて) |
0 |
なし |
i-x |
inset-inline |
なし | なし |
i-y |
inset-block |
なし | なし |
i-s |
inset-inline-start |
なし | なし |
i-e |
inset-inline-end |
なし | なし |
i-bs |
inset-block-start |
なし | なし |
i-be |
inset-block-end |
なし | なし |
「なし」の Shorthand は、HTML で書くときに使える決まった値のクラスがありません。React・Astro のコンポーネントで、ブレイクポイントに対応していない Prop にクラスの無い値を渡すと、style 属性にそのまま書き出されます(例:i-x="0" → inset-inline:0。公式の例では o='0.7' → opacity:0.7)。-z は数字が大きいほど手前に重なります。
表示例
<div class="-pos:relative -ar:16/9 -bd">
<div class="-pos:absolute -l:0 -t:0 -bgc:base-2 -bd -p:10">左上</div>
<div class="-pos:absolute -r:0 -t:0 -bgc:base-2 -bd -p:10">右上</div>
<div class="-pos:absolute -i:0 -m:auto -w:fit -h:fit -bgc:base-2 -bd -p:10">真ん中</div>
<div class="-pos:absolute -l:0 -b:0 -bgc:base-2 -bd -p:10">左下</div>
<div class="-pos:absolute -r:0 -b:0 -bgc:base-2 -bd -p:10">右下</div>
</div>
真ん中に置くときは、-i:0(上下左右を 0 に)と -m:auto(余白を自動に)と -w:fit -h:fit(中身の大きさにする)を組み合わせます。
親の上にぴったり重ねるだけなら、is--layer(上に重ねる) が使えます。
そのほか(-float・-clear・-iso・-wm・-whs)#
| Shorthand | 対応する CSS | 用意されているクラスの値 | ブレイクポイント |
|---|---|---|---|
float |
float(左右に寄せて、文字を回り込ませる) |
left・right |
なし |
clear |
clear(回り込みを止める) |
both |
なし |
iso |
isolation(重なりの順番を箱の中で閉じる) |
isolate |
なし |
wm |
writing-mode(文字の向き) |
vertical-rl |
対応 |
whs |
white-space(折り返し) |
nowrap |
なし |
-wm:vertical-rl を付けると、縦書き(右から左へ行が進む)になります。-whs:nowrap は、文を折り返さずに1行にします。
表示例
縦書きの文です。
行は右から左へ進みます。
<div class="-wm:vertical-rl -h -bd -p:20" style="--h: 10em">
<p>縦書きの文です。</p>
<p>行は右から左へ進みます。</p>
</div>
-wm はブレイクポイントに対応しているので、-wm_sm と --wm_sm を使えば、広い画面でだけ縦書きにできます。
React・Astro で書く場合#
コンポーネントでは、クラスの - を取った名前を Props として渡します。
<Text d="inline-flex" ar="1/1" p="20" bgc="base-2" bd>Box</Text>
<Group pos="absolute" l="0" t="0">A</Group>
<Flow wm={[null, 'vertical-rl']}>...</Flow>
関連するページ#
- Property Class の書き方:
-{prop}:{value}の形のきまり - 幅と高さ:
-w:fitや-hなど - 並べ方(Flex・Grid・配置):
-d:flexのあとの並べ方 - is--layer(上に重ねる):親の上にぴったり重ねる
公式ドキュメント
2026年10月5日時点の内容(lism-css 1.0.1・@lism-css/ui 0.40.1)をもとに、やさしい日本語でまとめています。