カスタマイズの選び方
Lism CSS を自分のサイトに合わせて変える方法(lism.config.js・SCSS 変数・CSS Purge・CSS 変数の上書き)の選び方をまとめます。
Lism CSS は、色や余白の値、使えるクラス、ブレイクポイント(レイアウトを切り替える画面の幅)などを、自分のサイトに合わせて変えられます。このページでは、どの方法を選べばよいかを説明します。
どんなときに使う?#
- サイトの色(ブランドの色)を、決まった色に変えたいとき
- 自分で使う値(たとえば
-p:box)を、クラスとして足したいとき xs・xlのブレイクポイントを使えるようにしたいとき- 本番の CSS ファイルを小さくしたいとき
方法は4つ#
| 方法 | 向いている場面 | くわしいページ |
|---|---|---|
CSS 変数を :root で上書き |
色などの値だけを変えたい。ビルドの道具は要らない | このページの下 |
lism.config.js |
@lism-css/plugin を使える構成(おすすめ) |
lism.config.js で設定する |
| SCSS 変数の上書き | lism.config.js を使わず、SCSS を自分でコンパイルする構成 |
SCSS で設定する |
| CSS Purge | 使っていないクラスを本番の CSS から消したい | 使わない CSS を消す(CSS Purge) |
lism.config.js と SCSS 変数は、どちらか片方を選びます。どちらを使うかは、サイトをどうやってビルド(組み立て)しているかで決まります。CSS Purge は、そのどちらとも一緒に使えます。
lism.config.js を選ぶ#
lism.config.js は、設定を書いておく JavaScript のファイルです。使うには @lism-css/plugin というパッケージが必要です。
- Vite・Astro・Next.js なら、ビルドのときに設定が自動で CSS に入ります
- それ以外の構成では、付いてくる CLI(コマンドで動かす道具)で CSS を作り直します
- 足した値は、React・Astro のコンポーネントからもそのまま使えます
Vite か Astro を使っているなら、@lism-css/plugin の統合プラグインを1つ入れるだけで、設定の読み込み・CSS への反映・型の生成がまとめて動きます。迷ったら lism.config.js で設定する から始めるのがおすすめです。
SCSS 変数を選ぶ#
lism.config.js を使わず、lism-css/scss を自分の SCSS から直接読み込む構成で使います。SCSS で足した値はコンポーネントには伝わらないので、コンポーネントからは : を付けた書き方(p=":box")で使います。
CSS Purge を足す#
CSS Purge は、ビルドしたあとのファイルを調べて、実際に使っている Lism のクラスだけを残すしくみです。上の2つのどちらとも一緒に使えます。
@layer を使わない版や、全部入りの full.css に切り替えたいときは、設定ではなく、読み込む CSS ファイルを選び直します。種類は CSS ファイルの種類 にまとめています。
CSS 変数を上書きして色を変える#
いちばん手軽な方法です。Lism の色は CSS 変数(--brand のような、あとから中身を差し替えられる値)で決まっています。自分の CSS で :root(ページ全体のいちばん外側)の変数を書き直すと、その色を使うクラスがまとめて変わります。
サイトの色を変える#
ブランドの色・アクセントの色・リンクの色などは、名前の付いた色(セマンティックカラー)です。サイトの色に合わせて上書きできます。
:root {
--brand: #1e5f8c;
--accent: #d94a6a;
--link: oklch(50% 0.3 240);
}
表示例では、箱に style="--brand: …" を付けて、その中だけ --brand を変えています。同じ -bgc:brand でも、色が変わるのが分かります。
表示例
<div class="l--stack -g:10">
<div class="-p:20 -bgc:brand -c:base -fz:l -fw:700">ふつうの brand</div>
<div style="--brand: #1e5f8c">
<div class="-p:20 -bgc:brand -c:base -fz:l -fw:700">上書きした brand</div>
</div>
</div>
色のトークンの一覧は 色のトークン にあります。
ダークモードで全体の色味を変える#
赤・青・緑などのパレットの色は、OKLCH という色の表し方で作られています。--L(明るさ)と --C(あざやかさ)の2つの変数をもとに計算されています。だから、この2つを変えるだけで、パレットの色味がまとめて変わります。ただし --black と --white は決まった値なので、変わりません。
:root[data-theme='dark'] {
--L: 72%;
--C: 0.22;
}
この例では、html に data-theme="dark" が付いたときだけ、明るく、少しあざやかにしています。
関連するページ#
公式ドキュメント
2026年10月5日時点の内容(lism-css 1.0.1・@lism-css/ui 0.40.1)をもとに、やさしい日本語でまとめています。