はじめに・ステップ 1 / 7
Lism CSS ってなに?
Lism CSS がどんなものか、使うと何がうれしいか、このサイトをどの順で読めばよいかをまとめた入口のページです。
Lism CSS(リズム シーエスエス)は、Web ページの見た目を整えるための道具です。HTML に決まった名前のクラスを書くだけで、余白・並べ方・文字の大きさ・色などが付きます。このページでは、Lism CSS がどんなものかと、このサイトの読み進め方を説明します。
Web ページは HTML と CSS でできている#
Web ページは、おもに2つのファイルでできています。
- HTML:ページに何を載せるか(見出し・文章・画像・ボタンなど)を書くもの
- CSS:それをどう見せるか(色・大きさ・余白・並べ方など)を書くもの
CSS は自分で1行ずつ書くこともできます。ただ、ページが増えるほど「余白は何 px にするか」「この名前のクラスは何をするか」を考えるのが大変になります。Lism CSS は、その決めごとを最初からまとめて用意してくれる「CSS の部品セット」です。
HTML と CSS がはじめての人は、先に HTML と CSS のきほん を読んでください。
Lism CSS でできること#
たとえば次の HTML は、Lism のクラスだけで書いています。自分で CSS を1行も書かずに、内側の余白・背景の色・枠線・縦の並びが付きます。
表示例
はじめての Lism
クラスを書くだけで、見た目が整います。
<div class="l--stack -g:20 -p:30 -bgc:base-2 -bd -bdrs:20">
<p class="-fz:xl -fw:bold">はじめての Lism</p>
<p>クラスを書くだけで、見た目が整います。</p>
</div>
| クラス | していること |
|---|---|
l--stack |
中の要素を縦に並べる |
-g:20 |
要素どうしのすきまを約 16px にする |
-p:30 |
内側の余白を約 24px にする |
-bgc:base-2 |
背景をうすい色にする |
-bd |
枠線を付ける |
-bdrs:20 |
角を丸くする |
-fz:xl |
文字を大きくする |
-fw:bold |
文字を太くする |
何がうれしいのか#
CSS の決めごとを自分で考えなくてよい#
余白や文字の大きさの段階、クラスの名前の付け方、CSS どうしの強さの順番(CSS のレイヤー)まで、Lism がまとめて決めています。自分で一から設計しなくても、決まった形に沿って書けば整ったページになります。
ファイルを1つ読み込むだけで使える#
特別な準備(ビルドと呼ばれる変換の作業)は要りません。HTML に <link> の1行を足すだけで、ふつうの HTML のサイトでも使えます。React や Astro(Web ページを作るための仕組み)で使うための専用の部品も用意されています。くわしくは 読み込み方(インストール) で説明します。
余白や文字に自然なリズムが出る#
余白や文字の大きさは、決まった段階の値(デザイントークン)から選びます。同じ段階の値を使い回すので、ページ全体の間隔がそろい、見た目にまとまりが出ます。
よくある並べ方が部品になっている#
「縦に並べる」「横に並べて折り返す」「同じ幅の列に分ける」のような、よく使う並べ方がクラスになっています。これを Lism では Primitive(プリミティブ。組み立ての土台になる小さな部品)と呼びます。くわしくは Primitive ってなに? で説明します。
画面の幅に合わせて切り替えられる#
スマートフォンと広い画面で、余白や列の数を変えることもできます(レスポンシブ)。中には、置かれた場所の幅を見て、自分で横並びと縦並びを切り替えてくれる部品もあります。
幅で切り替えるクラス(-p_sm など)は、画面ではなく先祖の箱の幅を見ます(コンテナクエリ)。そのため、先祖に is--container(幅の基準になる箱) を付けておく必要があります。
Lism はページ全体の CSS の決めごとを引き受ける作りです。ほかの CSS フレームワーク(Bootstrap など、似た部品セット)と一緒に使うことは想定されていません。
クラスで組むのは、おおまかな並べ方と軽い飾りまでです。細かい作り込みは、ふつうの CSS を自分で書いて整える、という分け方が前提になっています。
Lism の仲間のパッケージ#
Lism は、いくつかのパッケージ(npm で配られるプログラムのまとまり)に分かれています。どれも無料で、MIT ライセンスのオープンソースです。
| パッケージ | 中身 |
|---|---|
lism-css |
本体の CSS と、React・Astro のレイアウト用の部品 |
@lism-css/ui |
アコーディオン・タブ・ボタンなどの UI 部品 |
lism-cli |
ひな形を作ったり、UI 部品を自分のプロジェクトへ写したりするコマンド |
@lism-css/mcp |
AI のコーディングツール向けの MCP サーバー |
このサイトの読み方#
このサイト「Lism Tips」は、Lism CSS の使い方を日本語でやさしく説明する、非公式のリファレンスです。はじめての人は「はじめに」の7ページを上から順に読み、そのあとは辞書のように必要なページを引いてください。
| 分類 | 書いてあること | 入口のページ |
|---|---|---|
| はじめに | 最初に順番に読むページ | このページ |
| しくみ | Lism の考え方と、名前のルール | Lism CSS の特長 |
| デザイントークン | 余白・文字・色の決まった値 | デザイントークン |
| Property Class | 余白や色を1つずつ付けるクラス | Property Class の書き方 |
| レイアウト | 並べ方の部品(l--・a--) |
Primitive ってなに? |
| 役割と機能 | 役割や働きを足すクラス(is--・has--) |
Trait Class ってなに? |
| Set Class・Utility Class | 下地をそろえる・飾りを付けるクラス | Set Class |
| カスタマイズ | 値や色を自分好みに変える | カスタマイズの選び方 |
| React・Astro | コンポーネントで書く方法 | Lism コンポーネント |
| UI コンポーネント | タブやモーダルなどの部品 | UI コンポーネントの使い方 |
| 作例 | 組み合わせて作った見本 | カード |
| AI ツールと更新情報 | AI との連携と版ごとの変更 | 変更履歴 |
言葉の意味が分からなくなったら、用語集 を開いてください。よく使うクラスは チートシート に一覧にしています。
次に読むページ#
- HTML と CSS のきほん:Lism を使う前に知っておきたい HTML と CSS の言葉
公式ドキュメント
2026年10月5日時点の内容(lism-css 1.0.1・@lism-css/ui 0.40.1)をもとに、やさしい日本語でまとめています。